大東楽器出身者インタビュー「Cater(ケーター)ほの果さん」

Cater(ケーター) ほの果(旧姓:米倉ほの果)プロフィール

幼少期から大東楽器寝屋川センターにて幼児科(須賀真由美講師)を受講。その後、藤原祐子講師の元で個人レッスンを受講。ソロ、アンサンブル共にコンクールに毎年出場。
19歳になってすぐにアメリカ合衆国シアトルへ移住。Highline CollegeでDr. Thomasとの出会いを経て音楽の道へ進むことを決意。現在Seattle Pacific Universityにて音楽演奏科を専攻。ピアノだけでなくパーカッションも演奏している。2023年3月に卒業コンサートを成功に収め、卒業後は講師として働きながら大学院へ進学し音楽理論とピアノを専攻予定。

大東楽器で習って良かったこと

大東楽器にいたころは理論などの勉強が嫌すぎて練習も勉強も他の人と比べるとしてない方だったと思います。自分が思うようにだけ楽しく弾きたくて、でもコンクールに出てなどしているとそれが許されないことも多く…。でもいざシアトルに来て音楽科に行って…となった時に初見や聴音、理論の基礎知識が思った以上にあり、エレクトーンを通して培って来たことが活きているんだなとつくづく思いました。こちらではメトロノームを使って練習することの大切さをすごく言われましたが、エレクトーンで弾く際リズムからずれないように弾くなどメトロノームを使って練習しているのと同じことをしていたり。鍵盤楽器をやっている分コードの認識力が高かったりと、自分では想像していなかったところで色々活躍してくれたなと今では思います。

今習っている人たちに伝えたいこと

もっと早くからしておけば良かったなと個人的に思うのは基礎練習です。今は毎日絶対スケールのパターンを弾いてウォームアップをしていますが、そういうのをもっと早くからしておけば良かったなと思います。練習のルーティーンを確立しておけばテクニックの向上だけではなく毎日楽器と触れ合うきっかけにもなるので。
後は少し難しいかもしれないけど色んな楽器と触れ合うことです。私は鍵盤楽器以外にも金管楽器や箏、今はパーカッションやアコーディオンも演奏していますが色んな楽器に触れる分音楽の知識も広がると思います。特にエレクトーンは色んな音が出せるのでどんな風にそれぞれの音を出したらいいか何となく掴めてくると思います。

今の生活について

学校は車で1時間半ほどかかるところにあるし1年前に籍を入れたところなので色々バタバタして忙しいですが、無事に卒業コンサートも終えて段々落ち着いて来ました。次の学期は音楽院のオーディションの準備で忙しくなりそうです。こっちに来てからはもっとたくさんのジャンルの音楽に触れることもでき、毎日充実しています。音楽院に行くために違う州に引っ越す予定ですが、これから今以上に充実した音楽生活を送れることを楽しみに頑張っています。