大東楽器出身者インタビュー「宮内優樹さん」

宮内優樹 プロフィール

小学1年生で大東楽器(株)枚方センターにてジュニアステップ基礎コースを伊藤泰子に師事。小学4年生からジュニア専門コース ハイクラスにて足立美絵、ピアノ個人レッスンを山本雅子、ピアノ演奏研究会にて岸本雅美、各氏に師事。又、中学1年生から大東楽器(株)音楽院にてピアノ特別レッスンを延時幸子、ソルフェージュコースを後藤由美子、各氏に師事。大阪府立夕陽丘高等学校音楽科卒業。現在 ウィーンの大学にてThomas Kreuzberger教授、日本のプライベートレッスンにて上野 真氏に師事。その他 生熊茜、倉田真里、Aquiles Delle=Vigne、Walter Fleischmann、各氏に助言を受ける。 平成22年 第23回ピアノフェスティバル本選会にて奨励賞を受賞し、ヤングピアニスト推薦会に出場。平成26年 第15回大阪国際音楽コンクールにてアブニール賞受賞。平成27年 第8回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールにおいて奨励賞受賞。平成29年 Universität für Musik und darstellende Kunst Wien(ウィーン国立音楽大学)マスタークラスにおいてディプロマ取得。現在 Musik und Kunst Privatuniversität(ウィーン私立音楽芸術大学)に在学中。

音楽を始めたきっかけと大東楽器での思い出

幼稚園に通っていた頃 鍵盤ハーモニカを演奏するのが大好きで、ちょうどその頃 祖母がフジ子・ヘミングさんのCDを聴かせてくれたんです。ピアノという楽器に物凄く魅力を感じて、大東楽器に入会しました。いざ入会したものの、周りの皆んなは3才から始めた子達ばかりで、その子達の事を とても尊敬していた事を良く覚えています。ジュニアステップからの入会でしたが、専門コース ハイクラスに進級でき、念願だったピアノの個人レッスンを のびのびと受けられたのは とても有り難い事でした。

今習っている人たちに伝えたいこと

音楽とは 素晴らしいものです。もちろん、時に挫折もあります。でも 音楽が大好きなあなたの、隣にいつでも居てくれるのは楽器であり音楽です。いつまでも、音楽を好きでいてください。「好きこそものの上手なれ」です。上手くいかないことがあっても、我武者羅になってはいけません。冷静に自分の音色をよく聴いて、先生方の助言を大切に。楽譜の中に必ず答えはありますよ。これからも夢を諦めずにお互い頑張りましょうね!

現在の生活について

現在は 上記プロフィールにも記載致しました通り、オーストリアにあるウィーンの音楽芸術大学に通っています。日本から9000km以上も離れた この土地では、音楽以外の面においても、毎日が異文化体験ばかりです。楽しい事から、大変な事まで盛り沢山!ですが、日本では考えられない価格でオペラやコンサートに足を運べたり 何より、多くの音楽家達が訪れたこの街で、国籍を問わない仲間達と共に学び、高め合える事が 今はとても幸せです。大学主催の演奏活動などもあり忙しいですが、かなり充実した毎日を送っております。家族を始め お世話になってきた方々皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。数年後には、日本とウィーンの架け橋になれるような指導者、そして演奏家となれるよう日々努力しております。