大東楽器出身者インタビュー「植木藍子さん」
植木藍子 プロフィール
大阪府枚方市出身。大東楽器光善寺センターでヤマハ音楽教室幼児科(湯本左衛子先生)に入会し、大東楽器音楽院にてジュニア専門コースに進級し、グループレッスン・個人レッスンを兒嶋菜穂子先生に師事。その後、大東楽器音楽院でソルフェージュコースを後藤由美子先生に習い、ヤマハなんばセンターにて作曲を習う。大東楽器音楽院で上野真先生・佐藤美香先生のピアノ特別レッスンを受ける。京都市立京都堀川音楽高等学校へ進み、中川美穂先生(大東楽器ピアノ特別講師)に師事。第26回大東楽器ピアノフェスティバル本選会でグランプリを受賞し、第25回・第29回でも奨励賞受賞。現在桐朋学園大学2年生、練木繁夫先生に師事。
大東楽器で習って良かった事
自然に音楽に触れ合ってきたことだと思います。小さい頃から、自由に学び、自分のペースで音楽を伸ばしてくれる先生方に恵まれました。だから今、音楽において、大変なことを抱えたり、嫌になる時があっても、最後はピアノを弾きたいというシンプルな気持ちに返ってきます。その気持ちが自然と身についた大東楽器で育ってきて、私は本当に良かったなぁと感じます。
今習っている人たちに伝えたいこと
音楽を習うことにおいて、ピアノが好き、音楽が好き、という気持ちだけではどうしても上手くいかない時があります。小さな練習の積み重ねに苦労したり、時には自分の課題を前に、壁にぶつかる時もあります。私が今思うのは、そのような沢山の波があっても、ここまで続けてきた、ということが大切だと思います。今すぐ結果には見えなくても、ずっとピアノと過ごしてきたその時間が、自分を支えて、自分の糧となっているのだ思います。どうしても今うまくいかないことがあっても、いつか何年後かに振り返ると、それは無駄ではなく、今の自分に繋がる要素だったのだと気づきます。なので、音楽を学ぶことにおいて一番大事だと思うのは、先生のアドバイスを聞きながら、自分で考えて、時には空回りしたり、回り道もして、それらが自分の力になっていることを感じながら、進んでいくことだと思います。
今の生活について
大学生になってから、自由な時間が増えたので、練習への意識や集中度が、高校生の時と変わりました。自分が弾きたいと思った曲を選んで弾き、先生からは毎回発見をいだたくようなレッスンを受けています。また、高校受験の時からお世話になっていた後藤由美子先生からは、熱心なソルフェージュのレッスンを受けたので、音を確実に聴く力がつき、今通ってる大学の中でもハイレベルなソルフェージュを勉強できています。後藤先生には本当に感謝しています。そのおかげで、初見も早くなりました。なので、弾きたい曲をすぐ初見して、レッスンに早く持っていけるようになったことが最近の嬉しいことです。