大東楽器出身者インタビュー「北端祥人さん」
北端祥人 プロフィール
大阪府守口市出身。幼少期より大東楽器京橋センター(現ユニスタイル京橋)へ通う。2006年、第5回宝塚ベガ学生ピアノコンクール高校生部門第2位。2009年、第21回大曲新人音楽祭コンクール優秀賞受賞。第21回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位。2010年、日本ショパンピアノコンクール2010第3位。秋山和慶指揮、洗足学園音楽大学オーケストラと共演し、その模様は日本テレビ系列のニュース番組「NEWS ZERO」にて特集として放送された。2011年、京都市立芸術大学を首席で卒業、音楽学部賞を受賞。卒業演奏会、関西新人演奏会に出演。同年、ザルツブルク・モーツァルテウム夏季国際音楽アカデミーに参加し、故・カール=ハインツ・ケマーリンク氏に師事、ディプロマを取得。2013年、京都市立芸術大学大学院修士課程音楽研究科を首席で修了、大学院市長賞を受賞。その後渡独し、ハノーファー音楽演劇メディア大学を経て、ベルリン芸術大学大学院修士課程ソリスト科を修了。現在は室内楽科に在籍し、引き続きマルクス・グロー教授の下で研鑽を積んでいる。2015年、第7回神戸芸術センター記念ピアノコンクールにて金賞を受賞。2016年、第6回仙台国際音楽コンクール第3位をはじめ数多くの賞を受賞している。2017年5月、仙台フィルハーモニー管弦楽団第309回定期演奏会にソリストとして出演、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を演奏し好評を博す。これまでに佐々木弘美(大東楽器)、大川恵未(大東楽器)、椋木裕子、上野真の各氏に師事。秋篠ユングムジカ第9期生。日本ショパン協会正会員。(2017年8月現在)
音楽を始めた頃のことで覚えていることは?
母に連れられてヤマハの幼児科でカスタネットを叩いていたのを覚えています。小さい頃はおとなしくシャイな方で、グループレッスンでは周りが年上の女の子ばかりで発言しにくかったですね(笑)
その当時は京橋センター(現・ユニスタイル京橋)で佐々木弘美先生にジュニア専門コースを、ピアノを大川恵未先生に見ていただいていました。エレクトーンのアンサンブルの大会での達成感、発表会が楽しかったことは今でもよく覚えていますが、少なくとも当時から音楽の道を目指していたわけではありませんでした。
いつ頃音楽の道を目指されたのですか?
中学・高校で吹奏楽部に入りクラリネットを担当したのですが、子供頃のレッスンで培ったアンサンブル力、楽譜を読む力のおかげで『音楽の楽しさ』に気づくことができました。部活動の流れで伴奏者として改めてピアノに向き合う事になり、ソロ曲も難しいものにチャレンジしていったのが音楽を目指すきっかけになったのだと思います。
現在の活動について
ドイツのベルリン芸術大学ソリスト科を昨年夏修了し、現在は室内楽科に在籍しています。ベルリンはクラシックのコンサートが多く、第一線の音楽家の演奏が間近で、日本では考えられないくらい安いチケット代でコンサートを聴く機会に恵まれているので吸収することが多いです。日本に帰っては各地で演奏をしながら、日々勉強の毎日です。